赤ちゃんはいきなりこの世界に放り出されます。
すでに生きる法則やルールが決まっている世界に途中からいきなり。
自分の名前や親や住む家も自分では決められません。
人生は理不尽にはじまる。
だから大人も理不尽な世界に飛び込めばいい。
理不尽な世界とは、たとえば子どもの遊びの世界。
そこは大人にとって意味のわからない世界です。
でも遊びに飛び込んで、その遊びに流されているうちに、うまく遊べるようになる。
赤ちゃんがこの世界でうまく生きられるようになるのと同じ。
たとえばただただブロックを積んでは壊してみる。
そこから木のブロックの感触や、ただただ無意味に積むだけの楽しみを再発見できるかもしれない。
それは子どもがいなければ、一生できない発見です。
子どもがその遊びをする理由や意味を考えるよりも、まずはとにかく同じことをしてみる。
子どもは異世界へのパスポート。
パスポートを取得したらそれを使って旅しなきゃ。