撃たれる習慣

毎朝、小学6年生の女子にバン!と撃たれています。
小学校の校門でのこと。
彼女が小学3年生の時、僕が朝の校門に立ち始めてから4年間続いている習慣です。

我が娘が保育園の頃、僕が娘を迎えに行くとクラスの全員に撃たれていました。
「ばん!」「ばん!」「ばん!」
撃たれるたびに僕はリアクションをします。「うっ!」「ぐっ!」「ぎゃー!」

そのリアクションに調子に乗って、子どもたちはどんどん撃つようになりました。
あまりにも撃たれすぎてお迎えがスムーズに行かないために、あるとき約束をしました。
「ひとり一発づつだけ!」

もちろん、そんな約束を守ってくれるはずがありません。
子どもたちに撃たれ続ける時期がしばらく続きました。
みんながひとしきり撃たれた後に「だだだだだだだ…」と機関銃の音が聞こえて、それが我が娘だったりとか。

「うぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃあ!」撃たれたリアクションするのは習慣になっています。
そこに思考や努力は全く挟まっていない。
会釈に会釈で答えるような習慣。脊髄反射。

子どもたちが僕を撃つ理由はだたひとつ、僕がリアクションをするから。
撃ち続けて4年目の小六女子、卒業までのあと11ヶ月、撃たれ続けてリアクションし続けます。
脊髄反射で「うっ!」って。