子どもの作品をどうするか問題

子どもが保育園で作ったり描いたりして来た作品、どうしてますか?

捨てるには忍びないし、かといって全部残しておくと際限がない。

じゃあ選んで残すということになるんだけど、どう選ぶかに心を悩ませることになる。

 

我が家の子どもの作品は、ごく一部を除いて写真で残しています。

アルバムをひらけばその作品を作って来た時の記憶が呼び起こされる。

一緒に住んでいる我が子のものはそれで十分。

 

悩むのは我が子じゃない子からのプレゼント。

マジックを楽しんでくれた子や、一緒に遊んだ子からたまにいただきます。

今年は保育園の園児たちが誕生日プレゼントをくれました。

 

園児たちは卒園したり他園に移ったり、ずっと一緒ではありません。

その年、その瞬間だけの想いが詰まったプレゼント。

だから宝箱に全部残しとく!

なぜパパはいつも自分からなのか

いやもうね、本能やから許して。

と言い訳したかった。

職場で女性職員が「うちのパパ、全部自分からやねん」ウチもウチも。

と盛り上がってました。

 

何が自分からかというと、何でもまず自分の分から確保しようとすると。

子育てしていて、共働きなのに、子よりも妻よりも、自分の食べるものを先に確保する。

自分の休みを先に確保しようとする。

聞いてて心が痛かったです。

 

一説によるとそれは常に危険と隣り合わせだった狩猟時代に培われた男性の本能だそうです。

普段はゴロゴロして自分のコンディションを保っておき、いざという時に家族を守ることに備えている。

ライオンのオスを思い浮かべていただければ。

 

ただ、現代日本では常に危険と隣り合わせではないよね。

ということで、家族のお茶から先に入れるとか、大皿料理を先に子どもの分から取り分けるとか、

やっと自分の本能を回避できるようになった結婚17年目です。

 

3/16(土)親子のふしぎ遊び 寝屋川市西コミュニティーセンター

3/16(土)午前に寝屋川市で「親子のふしぎあそび」やります。
ちょっと不思議な遊びをしながら親子がもっと仲良くなる方法をおつたえします。
当日参加もできます。直接会場にお越しください。

日時:3/16(土)10:30−12:00
場所:寝屋川市西コミュニティーセンター
   (寝屋川市葛原2丁目7−1)
   会場近くにコインパーキングあり
対象:未就学児とその保護者
持ち物:フェイスタオル(40cm×80cm程度の普通のタオル)
参加費:無料

 

「目にもとまらぬ早業」で遊ぶ

三浦大和さんがダンスのアドバイスとしておっしゃっていました。
「ゆっくりとした動きの中に素早い動きを混ぜる。すると素早い動きがとてつもなく速い動きに見える。するとダンス全体がキレッキレになる」

「その手品師は、目にもとまらぬ早わざで、お札とコインを入れ替えました」
昔読んだ児童書に書いてあったマジックの描写です。
目にも留まらぬ早業って何?
マジシャンの「目にもとまらぬ早業」は実在する、と僕は考えています。ダンスのキレと同じ意味で。

観客の前で目にもとまらぬ早業で物を入れ替える。と書くと凄いテクニックのように読めます。
実際のマジックにおける目にもとまらぬ早業のひとつは、大きな動きの中に小さな動きをまぎれこませることです。

たとえば大きく腕を振っている最中に指を曲げ伸ばししても、誰も気づきません。
大きな腕の動きに紛れて、小さな指の動きは目にとまらないのです。
その結果、指の動きが目にもとまらぬ早業になる。

そをれうまく使うと魔法になる。
大きな動きの中に小さな動きを紛れ込ませるのはほんの一例です。でもこの方法だけでも無限に応用が利きます。
この奥深さがマジックの魅力です。

マジックやダンスにしなくても普段の遊びの中で、大きな動きと小さな動き、ゆっくりした動きと素早い動きを意識する。
すると、同じ遊びが何倍も面白くなります。

(腕と指のマジックは、親子のふしぎあそび・子どもが喜ぶ3つの魔法でお伝えしています)

子どもの「もう一回」と大人の「もう一回」は違う

マジックをしていると必ずかけてもらう言葉があります。

「もう一回やって」

老若男女問わず、必ず言ってくださいます。

 

幼児の「もういっかいやって」は純粋です。

ただもう一回、同じ不思議を体験したいだけ。

だからタネがバレない程度にリクエストに応じます。

 

でも年長から小学生になると、油断できません。

「もう一回やって」に別の動機が加わります。

それはなぜそうなったのかを知りたい、という好奇心です。

 

だからリクエストには応じません。

不思議は不思議のまま楽しんで欲しいから。

さらに欲を言えばタネを自分で見つけて、マジシャンになって欲しいからです。

 

大人のもう一回やっても好奇心ですが、そこにさらに敵意が入ることが多い。

「見破ってやる」「お前に負けるもんか」これは特に男性に多い。

勝負はマジックの目的ではないので、できるだけそれを伝えるような雰囲気で終わります。

 

だからほとんどのマジシャンは「いい人」です。

マジシャンが一番機を配るのは、マジックを見せる場が楽しい雰囲気であること。

これが手先の技術よりも何よりも一番難しい。