子育ての成功とは

もし、自分の親が「子育てに成功した」と誇りに思っていたら。

それは嬉しい。だけどちょっとムカつく。

だって、そんな理想的で立派な子育てなんてされていないもの。

 

結構ひどいことも言われたし、理不尽にしかられたこともあったし。

逆に深刻な問題をかかえている僕にまったく気づかず無関心だったこともあった。

嬉しいけどムカつく。

 

もし、自分の親が「子育てに失敗した」と後悔していたら。

それはめっちゃくちゃ嫌だ。

そもそも何を持って成功だとか失敗だとかいうのか。

 

子育てを成功だとか失敗だとかいうのを僕は好まない。

子育てを成功だとか失敗だとか、自分が言われたらムカつくし嫌だからだ。

でも何か指標がなくては子育てはしにくい。

 

子育ての指標、目標を僕はひとつだけ定義している。

それは「親から自立すること」。

親がいなくても生きられる大人になること。これだけ。

 

僕は今、親がいなくても生きていけるようになった。

だから僕の両親は子育てを「成功」だと思っていいよ。

成功だの失敗だのは子が大人になってから親を評価するもんだ。その逆はない。