思春期長女との関係について話す時、鉄板のネタがある。
「僕の抱っこじゃないと寝なかったのに」
思春期長女は現在、パパとほとんど口をきかない。
だけど生後6ヶ月から11ヶ月の間、専業主夫だったパパとほとんどの時間を過ごした。
その期間、長女はパパの抱っこじゃないと寝付かなかったのだ。
赤ちゃんの寝かしつけができないというパパの悩みをしばしば聞く。
それは単純に接触時間の長短だ。
パパよりもママと過ごす時間の方が長く、ママに寝かしつけてもらう機会の方が多いから。
妻は長女の生後すぐから、夜の授乳が終わったら僕に赤ちゃんをはいと渡してくれた。
夜泣きした時も授乳だけしてから僕を起こして、赤ちゃんをはいと渡してくれた。
おかげて僕は寝かしつけができるようになったのだ。
そして僕が専業主夫の間は、長女は僕の決まった手の位置の決まった角度での抱っこで安心して眠った。
それでも12ヶ月から保育園に入ったら、数日で保育園でもお昼寝ができるようになったし、夜もパパでもママでも眠るようになった。
子どもは柔軟。ワンオペでもシングルでも、子どもを人に託そう。
パパかママ、どちらかでしか眠れない子どもよりも、パパでもママでも保育士さんでも寝られる子どもの方が幸福だ。