その少女は完成したうさぎを抱きしめていた。
日曜日に開催したバルーン講座、初めてバルーンをひねるというその女の子。
講座が始まる前は自分でひねれるかとても不安がっていたんです。と母親が教えてくれた。
前に家でバルーンを買って、解説書を元にやってみたけれど、うまくひねれなかったそうだ。
でも講座で一から順番にきっちりと習ってみたら、ひねれるようになった。
講座がおわったとき、その少女はじぶんでひねったうさぎを抱きしめていた。
そして、母と2人でひねった7つのバルーンを大切に持って帰ってくれた。
ほんとにちょっとしたものでも、自分で作ると自信がつく。
そして、自分に自信をつけてくれたその完成物に愛着がわく。
私の長女は自分で作ったダンボールハウスに3年間住んでいた。
人に与えてもらった完成物もいいけれど、自分で完成させた物はなおいい。
ちょっとした物でも自分で作ってみる。親はその手助けをすることができる。