ハンカチあいさつ その3

ハンカチを1回落とした後、無言・無表情で頭に戻すと怖いです。

無言・無表情では何度繰り返しても子どもは笑ってくれません。

大切なのはハンカチを落とした本人が感情を持っていることが子どもに伝わることです。

 

ハンカチが落ちた時「あ、落としちゃった」という感情を言葉や表情で子どもに伝える。

すると子どもは「あ、あのおっちゃんもおちたとおもってる!」とわかります。

自分がハンカチが落ちたことに気づいてるあのおっちゃんは自分と同じ、仲間だと感じます。

 

自分と同じことを感じている仲間だと知れば、子どもはそのおっちゃんに安心します。

自分が安心した状態でまたハンカチを頭に乗せるおっちゃん。

「あ、またおとさはる!」そして思った通りにハンカチが落ちる。

 

慌てたように「あ、落としちゃった」とおっちゃんが言う。

これで子どもの笑いのスイッチは完全にONになりました。

それからは全く同じことを何回繰り返しても笑ってくれます。