挨拶できる子どもじゃなくていい〜大切なのはもっと先〜

PTA会長をしていたとき、広報誌に記事を書きました。

3年前のその記事を3年ぶりにお会いした校長先生が覚えていてくださいました。

記事にこんなことを書いたのです。

 

「毎朝校門に立って挨拶している。挨拶を返す子どもは少ない。

 だけどそれでもいい。今、挨拶できる子どもじゃなていい。

 いつか挨拶できる大人になってくれればそれでいい」

 

「あれを読んで私も待とうと思ったんです」と校長先生はおっしゃいました。

校長先生も毎朝校門に立っていて、挨拶もっとしてほしいなと思っておられたそうです。

僕自身も自分の娘が挨拶できないことにイライラしている父親でした。

 

あるとき、妻と子育ての目標を話し合いました。

「20歳になったら親から自立すること」それが夫婦で決めた目標です。

20歳になったときに挨拶できるようになってたらええか、と思ったら子育てがぐんと楽になりました。

 

ただ、挨拶できる大人に育てるためには大人が手本を見せ続ける必要がある。

思春期の娘は親の挨拶にあんまり返事しませんし、校門の子どもたちもあいかわらず。

だけど、一方通行で挨拶しつづけます。