挨拶の声をビームにすれば返事が返ってくる

朝、時間のある日は校門に立っている。

登校してくる子どもたちに挨拶をするためだ。

そしてもう一つ、自分の1日を気持ちよく始めるため。

 

4年前にPTA会長を務めてからの習慣だ。

あいさつを継続していて気づいたことがある。

返事をする子どもが多い日と少ない日があること。

 

理由は2つ。子どものコンディションと自分のコンディションだ。

子どものコンディションについては仕方がない。

たとえば運動会の予行演習の翌日などは疲れているから返事が少ない。

 

新学期はじまったばかりの時も、挨拶に慣れていなくて返事は少ない。

これは自分もおんなじで、定期的に挨拶をしておかないと挨拶の仕方を忘れる。

特に年明け、3学期の最初は寒さに年越しの疲れが重なって、お互いにとっても挨拶が重い。

 

それでも自分のコンディションは調整できる面もある。

特に声の出し方。声の大きさではなくて出し方だ。

疲れていても子供に挨拶するときはある程度の大きさの声は出す。

 

しかし、疲れている時の挨拶の声はちょっと高めに空中に出してしまう。

「おはようございます~↑」

子どもにじゃなくって、空中に挨拶するのだ。

 

これでは子どもが返事するわけがない。

自分のコンディションがいいときは、低めの声で子どもに当てるように声を出す。

「おはようございます↓」

 

挨拶を当てられた子どもは、はっとこっちを見て挨拶もしくは会釈を返してくれる。

ターゲットは明確に。言葉を空中にバラまいても仕方がない。

これはリアルの挨拶もネットでの言説もおんなじだ。