寒気だ。この時期の子どもの楽しみといえば張った氷を見つけて割ること。
通園、通学路で水たまりの氷を見つけるのも楽しいけど、家の洗面器で氷を作るのも面白い。
娘たちが低学年の頃まで、冷え込みそうな夜は親子で水を張って玄関に出しておいた。
同時に濡れたタオルを干しておいたこともよくあった。
夜の寒気で出来た氷は綺麗だ。ゆっくりと空気を押し出しながら固まった氷は透き通っている。
パリパリに凍りついたタオルは手のひらでバランスを取ると、生きているみたいに直立する。
氷の透明度とタオルのバランスを楽しんだ後は、両方とも親子でバリバリと割ったり折ったりする。
仕込むのは平日の前夜が望ましい。子どもたちはワクワクしながら起きるし、親も朝の5分間楽しむ余裕を作れる。
楽しんだ後に、登園、登校、通勤をするのだ。
朝一に親子で楽しんで気分をアゲるのは、とっても気持ちがいい。
もしこれを休日の前夜に仕込んだら、安心して寝坊してしまうかもしれない。
起きた頃には氷は溶けて、タオルはただの濡れタオルになっている。
最強寒気の今、明日からの平日がチャンスだ。