挨拶の苦手な子がいる。
当たり前。挨拶の苦手な大人もいるのだから。
ほとんどの大人はたとえ挨拶が苦手でも挨拶はする。
でも挨拶が苦手な子どもは挨拶をしない。
これには挨拶ができない場合と、挨拶しないことを選択している場合のふた通りがある。
それでも、ほとんどの大人が挨拶をしていることを考えたら、子どものうちに挨拶できない、しないことなんてほとんど心配しなくていい。
大人になったらするんだから。
その子が大人になるまで挨拶できる大人側から挨拶し続ける、簡単なお仕事。
それでも早く挨拶できる子にしたい時、大人は「挨拶しなさい」という言葉をかけがちだ。
でもその言葉で子どもが挨拶するようにならない。
その場ではするかもしれないけれど、それだけだ。
「挨拶はしたほうがいいと(私は)思うよ」
「挨拶したほうが得やで」
そう声をかけて、挨拶で得をしている大人自身の姿を見せる。
それしかないんじゃないかなぁと思ってる。