娘たちの思い出に残っている絵本は名もない絵本ばかりです。
400円で配達してくれる月間絵本の中の、もう廃盤になった絵本。
それを今も大事に保管しています。
卒園、卒業するたびに子どもの本棚を整理します。
大量の絵本を処分するんですが、なぜかいつも残るのが400円の月間絵本なんです。
それらの絵本は、親子でベッドで繰り返し読んだ本。
「ねこようふくてん」
「たこのにわ」
「むかしごろごろ」
ベストセラーや人気シリーズじゃなくってほんとに誰も知らない絵本です。
僕自身も、思い出の絵本は名もない絵本。
もうものもないですけど、ぼんやりと大きな魚を釣る話、とだけ覚えています。
その絵本も親が布団で繰り返し読んでくれた絵本です。
絵本は内容も大事かもしれませんけど、それ以上に大切なものがある。
それは誰とどこで読んだかの思い出。