【ブログ】子どもを褒めるよりも子どもにビックリする大人

明石パパDAYで親子マジック教室をしました。
参加の中心は低学年くらいの子どもとそのパパ。
マジックを練習してできるようになると、大袈裟にその子をほめる大人がいらっしゃいます。

僕は大袈裟に褒める必要は全くない。むしろ誉めは極力少ない方がいいと思っています。
「よくできたね」という褒めは子どもに対する評価。
大人から見て好ましいことをしたという上からのジャッジです。

大袈裟に誉めるよりも「ちょっとビックリ」したほうがいい。子どもははるかに喜びます。
マジックという芸の性質上、どんな簡単なマジックだって「ちょっとビックリ」するようにできています。
もし、マジックが成功しなくても、マジックを見せようとした子どもの行動には「ちょっとビックリ」のはず。

マジックのオチを先回りすればビックリしないかもしれない。
何も構えなければその反応は自然と「ちょっとビックリ」になる。
先回りをしない、予測しないのは子どもに近づくということ。

マジックに限らず、新鮮な子どもの行動に「ちょっとビックリ」する。
それは「褒め」とは真逆で子どもの下に立つということ。
子どもが大好きなのは自分の行動にビックリしてくれる大人です。