子どもの頃どんだけ楽しかったんですか!?〜祖父母講座講師の叫び〜

「子どもの頃どんだけ楽しかったんですか!?」
座談会終了の時間が来ても話を止めない参加者に思わず叫んだ言葉。
祖父母講座での一幕だ。

一定の周期で孫育ての講座が増える時期がある。前回の周期は5年前の「イクジイ」ブーム。
そして今年も、祖父母講座が増えたとマジックパパ的として感じている。
その講座、僕が一方的に喋って参加者は聞いているだけでは行動変容につながらない。

そう、講演講座研修を受けてもらったのなら、それを活かして行動を変えていただかないと意味がない。
「イイナハナシダナー」で終わってはせっかくの90分なり120分なりが勿体無い。
そのために時間のある限り、遊びの実践と参加者同士の座談会を入れている。

遊びの実践では、講座室内で実際に体を動かして遊ぶ。祖父母がだ。
座談会では自分が昔していた遊びを思い出して参加者同士でしゃべってもらう。
体を動かすこと、そして自分からしゃべることが行動変容につながる。

遊びの実践そして座談会の終了時間、タイマーを鳴らしたり笛を吹いたりする。
それから「はい終了です。再び私をご注目ください」と声をかける。
でも祖父母のみなさんの話し声は止まらない。

だから僕は叫ぶ。
「子どもの頃どんだけ楽しかったんですか!?」
そうすると祖父母のみなさんはウンウンと頷きながら注目してくれる。

祖父母が孫の最新の遊びに付き合う必要はない。
子どもの頃に夢中で遊んでいた記憶、その遊び方や楽しさを孫世代に伝えて欲しい。
そうしてくだされば現代の子どもが育つ環境がぐんと豊かになる。