【ブログ】子ども会とマジック教室の相性がいい理由

マジックパパを子ども会に呼んでくださることが増えた。
室内でのレクリエーションとしてマジック教室をさせていただくことが多い。
マジック教室は未就学児では難しすぎるが、小学生が集う子ども会にはちょうどいい。
 
難しさにも色々ある。
もちろん手指の動きやセリフを覚えることが難しいというのもある。
だけれども本質は未就学児は他者の視点をもつことができないところにある。
 
マジックはマジシャンがしていることと、観客が見ていることが違う。
極端な例を出す。
マジシャンがトランプを混ぜているように観客には見えている。でも実際はマジシャンはトランプを揃えている。
 
マジックは観客をだまして、予想外のことが起きるのを楽しんでもらうエンタメだ。
この、観客側の視点を持つことが未就学児には不可能に近い。
そしてこれは小学校低学年も同じだ。
 
しかし、未就学児と子ども会の低学年が大きく違うところがある。
こども会には低学年も高学年も、ところによっては中学生もいること。
小学生になると子ども同士の関わりが増えて高度になっている。
 
低学年が簡単なマジックを練習して人見せる。
成功すればその相手がビックリしてくれることを体験できる。
それは他者の視点を知る経験でもある。
 
上の学年の子達は多くの場合、低学年よりも上手に手指やセリフを操れる。
低学年はちょっと高度なことを上の学年の子達から学ぶことができる。
逆に高学年が低学年に教える経験をすることもできる。
 
これが子ども会でのマジックの醍醐味。
マスターしたマジックを子どもたちは持ち帰って家族に見せたり、友達に見せたりする。
楽しい驚きのエンターテイメントが広がるのは嬉しい。