子育ての成功とは

もし、自分の親が「子育てに成功した」と誇りに思っていたら。

それは嬉しい。だけどちょっとムカつく。

だって、そんな理想的で立派な子育てなんてされていないもの。

 

結構ひどいことも言われたし、理不尽にしかられたこともあったし。

逆に深刻な問題をかかえている僕にまったく気づかず無関心だったこともあった。

嬉しいけどムカつく。

 

もし、自分の親が「子育てに失敗した」と後悔していたら。

それはめっちゃくちゃ嫌だ。

そもそも何を持って成功だとか失敗だとかいうのか。

 

子育てを成功だとか失敗だとかいうのを僕は好まない。

子育てを成功だとか失敗だとか、自分が言われたらムカつくし嫌だからだ。

でも何か指標がなくては子育てはしにくい。

 

子育ての指標、目標を僕はひとつだけ定義している。

それは「親から自立すること」。

親がいなくても生きられる大人になること。これだけ。

 

僕は今、親がいなくても生きていけるようになった。

だから僕の両親は子育てを「成功」だと思っていいよ。

成功だの失敗だのは子が大人になってから親を評価するもんだ。その逆はない。

スマホ画面のフリックでは得られないもの

子どもの成長には触感が欠かせない。
もっと生々しく言うと肌触り。
ちょっと大人っぽく言うと手触りだ。

肌触り、手触りの豊かさが現代の社会から減っている。
主な娯楽がスマホになった。
スマホでいろいろなことが出来るような気がしているけど、実際に感じる肌触り手触りは、ガラス面をなぞることだけ。

視覚と聴覚でごまかされているけれど、ものすごく感覚を鈍くする遊びだ。
ためしに、目をつぶってスマホのガラス面をフリックしてみるといい。
何も感じない。ものすごく気持ち悪い。

子どもの遊びには意識的に肌触り手触りを取り入れたい。
室内なら紙をびりびり、積み木をコツコツ、布をくちゃくちゃ。
屋外なら砂や石や歯や虫や水や。

今の大人はスマホがなかったので、いろいろなものの触感を感じながら成長してきた。
油断をしていると現代の子どもはガラス面の手触りが世界の手触りと誤解して育つかもしれない。
子どもは環境の中で勝手に育つけど、その経験は環境の豊かさに左右される。

特別なものじゃなくていい。。
だけどちょっと意識して、いろんなものに触れさせてやりたい。
肌で感じた豊かな触感から、世界が広がる。

【活動報告】7/7(日)パジック!父と子のコミュニケーションマジック講座 京田辺市

参加者によるレポートをあげてくださいました↓
[FJKメンバー’sレポート] パパマジックに参加してきました!

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七夕の日曜日、京田辺市で小学生とその父親対象のマジック講座を開催しました。

マジックを習って作って持ち帰る。

父子みなさん、熱心に楽しんでマスターしてくれました。

アンケート結果は満点。

枠外にも嬉しい言葉を書いてくださいました。
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・とても楽しく参加できました。

・大変楽しくできました。ボリュームも丁度良かったです。

・すぐできる、すぐ覚えられるのがいいですね。すぐにみせたい!!

・なにしろ楽しかった!!

・子どもと一緒に楽しめるマジックでしたので、家で練習したいと思います。

(欄外:めっちゃよかった!!)

(欄外:違うマジックでまた参加したい!!)




7月8日の京都新聞に掲載されました。

子どもが「お前」を使ってはいけないのか

ドラゴンズ応援歌の「お前」という言葉が議論になりました。

「子どもにお前という言葉を聞かせるのは良くないのではないか」という意見が発端です。

お前と言う言葉には歴史があって、立場や場面でその意味は変わってくる。

 

絵本にはいろいろな言葉がありますし、いろいろな話があります。

特に昔話の中には、現代の価値観からは間違いとされる表現や価値観が登場します。

子どもは様々な価値観を物語から学ぶことができます。

 

様々な価値観を学ぶことで、子どもの世界は広がる。

様々な価値観を知っているからこそ、子どもはその中から選択することができる。

僕は、子どもから「お前」という表現を使う選択肢を奪いたくはありません。