【活動報告】遊びが楽しいのは大人も子どももおんなじだ『孫育てが日本を救う!』橋本市10/5

橋本市で開催した祖父母世代と地域で子どもに関わっておられる大人のための講座。

70代から30代まで幅広い世代の男女50人が参加されました。

60分の講演のあと、30分の遊びの実践。

この遊びがとても面白かったのです。参加者も楽しいですけど、講師から見ても面白かった。

 

3つの新聞遊びをするのですが、一つの遊びが終わって次の遊びを説明するために声をかけます。

「はーい、では遊びを止めて、私にご注目ください」

まあ、この声かけが通らない通らない。

多くのかたが話を聞くことをそっちのけで遊び続けておられます。

 

全員が注目してくれなくっても、ある程度で次に進めるのですが、その様子は小学校低学年の教室のようでした。

終了後、講座の担当者がおっしゃってくださいました。

「参加者がなかなか遊びを止めないのが本当に楽しそうで、こんなにワイワイした講演会は初めてです」

 

祖父母世代のみなさま、そして地域の大人のみなさま、その遊びの楽しさ、ワクワク感をぜひ、

今成長中の子どもに伝えてください。

 

マジックパパの遊び講座、実施受け付けています。

6歳が見たアナ雪、真実のハッピーエンドとは

6年前に大ヒットしたディズニー映画『アナと雪の女王』。
和田家は家族4人で劇場に行きました。10歳長女、6歳次女、そして妻と僕。

とっても面白くて家族全員ごきげんの劇場からの帰り道で、家族それぞれのアナ雪への感想。

妻「姉妹の話やからよかったわ」
妻も3姉妹で、姉妹の関係が自分と照らし合わせてとっても楽しかったそう。

長女「おもろかった」
ちょっと思春期に入りかけのそっけない感想です。

僕「女性が主人公で、姉妹の関係が全面にでていて恋愛や男性が背景になってる」
「主題歌はありのままにと歌っていたけれど、ありのままでは社会には適合できないことも描かれてる。
「真実の愛は自己犠牲という結論だけど、結果的に誰も犠牲にならないハッピーエンド」

あーもうパパのウンチクうざい!

そんな中、次女が語ったアナ雪の感想に、僕は度肝を抜かれました。
僕が予想した次女の感想は「オラフかわいかった」程度ものもの。
ところが次女が語った感想はまったく別角度からのものでした。

「さいごよかった。ゆきのおばけがあたまにつけるやつかぶってにこってしてた」
この感想には解説が必要です。

次女の言う最後とは本当に映画の最後の最後、エンドロール後のおまけの1カットです。
エンドロール後に登場したのは、エルサの魔法の副作用で生まれた氷の怪物。
彼はエルサの憎しみの心が具象化したもので、映画中盤のクライマックスでさんざん暴れた後に谷に落とされました。

そんな悪役の存在は、姉妹のハッピーエンドとそれに続くエンドロールの主題歌にほとんどの観客が気にしていません。
エンドロール後のおまけは、氷の怪物が氷の城でエルサのティアラをひろって頭に乗せて喜ぶ。
ほんの数秒のカットです。

やっつけられて谷に落とされた孤独な怪物。
でも谷から這い上がって、自分の家に戻れて、しかもティアラを見つけることができた。
次女にとってはそのシーンが本当のハッピーエンドだったのでした。

初見の劇場では気づかなかったのですが、後日DVDで見直したときに気づきました。
最後の最後、ティアラを頭に乗せた瞬間に、怪物のするどい牙と爪が引っ込むのです。
するどい牙と爪は憎しみや攻撃の象徴。それが引っ込むことは怪物の心にも平穏が訪れたことを現します。

孤独な怪物がハッピーになったことを素直に喜ぶ次女。
パパのうるさい分析よりもはるかに本質的なこと。
「にこってしてた」
僕は人間的に次女に完敗です。

赤ちゃんの背景であることをやめてみる 〜満員電車とベビーカー〜

平日昼間の大阪メトロ御堂筋線。
席はほぼ埋まっていて数人が立っている程度の混み具合の車両。
心斎橋駅から2人乗りベビーカーを押したママが乗った。

ベビーカーには1歳と2歳くらいの姉妹が乗っていた。
妹は後部座席でぐずっていて、姉は前部座席で身体ごとベビーカーを激しく揺さぶっていた。
大きなマザーズバッグがかかっていて、座席下の網や子どもの足元にも荷物がたくさん積んであるベビーカー。
まるで移動ベビールームのようだった。

ママは空いてる席を一つ見つけ、ベビーカーを席の前に横付けにして座った。
斜め前に座っていた僕は、妹の赤ちゃんと目があった。
ぐずっていた妹は僕と目があうと、ぐずるのをやめた。

以前に誰かが書いておられたことを思い出した。
電車でぐずる子の周りの大人が、子どもと全く交流しない「背景」であることをやめる。
背景から抜け出した「人間」になれば、子どもは人を意識して行動が変わると。

まさにそんな感じ。知らんおっちゃんに見られてると知った妹はぐずるのをやめてもじもじしはじめた。
怖がらせるのは本意じゃないので、僕は笑顔を作った。妹はずっともじもじしている。
その間、ママは姉のベビーカーゆすりを止めさせようとしていた。

ふと、姉が僕の視線に気づいた。そして姉ももじもじしはじめた。
僕はもじもじしてる姉に笑顔で手を振ってみた。姉はそっと手を振り返してくれた。
僕はその家族の隣に行って声をかけたかった。でも、どんな言葉をかける?

迷っているうちに梅田駅で車内が混みだした。
立っている人に遮られ、僕からその家族は見えなくなった。
またぐずりはじめた妹の声と、バタバタしている姉の気配が人越しに聞こえてきた。

だけど、それはすぐに止んだ。
家族の近くに立ったおばさんが声をかけていろいろ喋ってる気配。
姉妹とおばちゃんだけじゃなくて、ママとおばちゃんの話し声も聞こえてきた。

新大阪で家族は降りていった。
降りる時姉が、周りの20人くらいの大人を見回しながら全員に「バイバイ」と両手を振った。
手を振り返したのは、おばちゃんと僕の2人だけだった。

玄関に並んでいる姉妹の靴を見て驚いた

16年前の10月2日、長女は2274グラムで産まれた。
小さかったけど健康で、すぐに退院することができた。
僕は長女の退院とともにとり、妻と長女と3人で一週間生活をした。

長女は保育園でも小学校でもずっと小さい方で、クラスで前から2、3番目くらいの身長。
10歳くらいの時にグンと伸びて、友達何人かの背を追い抜いた。
だけど、いまは伸びも落ち着いて小柄な女子高生になっている。

12年前の11月27日、次女は1796グラムで産まれた。
保育器から3ヶ月間出られなかった。
妻と交代で病院に通って、ミルクを与えたりだっこしたりした。

次女は保育園でも小学校でもいちばん小さかった。ずっとクラスの一番前。
それが5年生からぐんぐんと伸び始めた。
クラスの一番前ではなくなったそうだ。

今朝、玄関に並んでいる姉妹の靴を見て驚いた。
長女と次女の靴のサイズが同じになっていた。
娘たちの成長を見守っているつもりでも、気づかずに過ごしていることもある。

【活動報告】刺激的なタイトルの講座『パパを子育てに巻き込む10の方法』相生市

相生市のファミリー・サポート・センターからご依頼をいただき、子育て中のママ12人にお話をさせていただきました。

『パパを子育てに巻き込む』ってちょっと刺激的なタイトルです。

大前提は「人は変えられない」ということ。

人は変えられないけど、人に自分の気持ちを伝えるための自分の行動は変えることができる。

パパをくすぐるママからの具体的なはたらきかけ方をお伝えしました。

ぜひパパ向けにもさせていただきたいです。