【活動予告】私立幼稚園職員向け研修 6/5(水) 川西市

幼稚園教諭向け、マジック研修のご依頼をいただきました。

60分で先生のみなさんに子どもが喜ぶマジックをお伝えします。

ひとくちにマジックと言っても、演じる場面は様々です。

 

誕生会、発表会だけでなく、日常の保育の中でマジックで子どもを楽しませる機会はたくさんあるでしょう。

それぞれの場面に応じたマジックを3つ以上マスターしていただく予定。

マジックを見せてもらう子どもは楽しいです。

 

しかし、実はもっと楽しいのは演じる側の先生なんです。

子どもの驚く顔、マジシャン(先生)への尊敬の眼差しは格別です。

マジックを通しての子供との関わりを先生方の糧にしていただければ嬉しいです。

【ブログ】JK娘と鴨川で合流する奇跡〜娯楽が無限にある時代に〜

娯楽が無限にある時代。
個性も無限にある中で、娯楽×個性の解が偶然同じところに辿り着くのは奇跡だ。
しかし、その奇跡は起きた。JKの娘と偶然同じ娯楽に辿り着いたのだ。それも全く別のルートで。

僕は「万城目学」の小説のファンだった。
過去形なのは最近の新作は読んでいないから。
彼の書籍も数年前、引越し時の大処分で1冊を残して売ってしまった。

娘は漫才師「男性ブランコ」が推しだった。
男性ブランコのひとりが役者として出演している舞台を観に行った。
その舞台のタイトルは「鴨川ホルモー、ワンスモア」。

娘から舞台のタイトルを聞いて驚いた。
それこそが僕が唯一残している万城目学の小説「鴨川ホルモー」だったから。
娘は僕の本棚の隅にあった小さい文庫本の背表紙にまったく気づいてはいなかった。

まったく別々のルートで「鴨川ホルモー」にたどりついたのだ。
鴨川ホルモーは新人賞を獲った小説で、刊行当時は結構話題になっていた。
僕もその話題に乗って読んだクチ。

でも刊行された18年前はJK娘の生まれる一年前。
その舞台は面白かったらしく、娘も小説を読むという。
私は鴨川ホルモーの舞台となった京都出身です。

小説で描かれた(たぶん舞台でも)ロケーションはよく知っている場所。
娘も小さい時に行ったことある場所があるんですが、覚えていないんだとか。
娘と聖地巡礼をする時、それは起きるかもしれません。

この記事はちょっと万城目学の作品の文体を意識して書いてみました。
万城目学の小説は平々凡々な日常から摩訶不思議な世界に連れて行かれる。
18年の時を隔てて娘と娯楽が合流したことに喜ぶキモい素直なパパでした。

 

【ブログ】親にしがみついている初対面の幼児に振り向いて欲しい

親子あそび講座の会場で、だっこから降りない子がいた。

親の肩に顔を埋めてほどんと周りを見ようとしない。

親はあそびを楽しむ気まんまんで、最前列のマジックパパ正面に座って開始をおられる。

 

「ほらほら」って子どもの顔を前方、僕の方に向けようとする。

年齢を聞くと2歳になったところだそうで。

僕は「気が向いたらこっち向いてな」とその子に声をかけて講座を始めた。

 

僕の娘もこんな感じだった。初対面の人がいる見知らぬ場所に行くと僕の抱っこから降りない。

でもそれは時間がかかっているだけなのだ。

場所と人に慣れて安心するまでに時間を要するだけ。

 

子どもは大人よりも弱い。

大人は大きくて強い。そして自分の敵か味方かもわからない。

だから警戒して信頼できる親にしがみつく。

 

子どもには当然の生存戦略だ。

その子もしばらくすると親の膝に座った。後半には親の横立て遊びに参加しはじめた。

そして講座が終わる90分後にはひとりで前に来てマジックパパにタッチをしてくれた。

 

子ども好きとおっしゃる方はよくおられる。

その中になかなか子どもと打ち解けられない方がけっこういらっしゃる。

そういう方の行動を見るとほとんどがどんどん子どもに話しかけ、子どもに触ろうとされている。

 

子どもが初めての場所や初対面の大人に対応する準備ができていないうちに。

正体不明の初対面の相手に、そのつもりじゃない場所でぐいぐい営業されたりナンパされているようなもの。

子どもに信頼されるには、子どもの状態が整うのを待つこと。

 

待ってもそのタイミングは訪れないときもあるけれど、それはしようがない。

ナンパしてもほとんどの異性は振り向かない。

だけれども、子どもを待つことで信頼される方法はナンパよりもはるかに成功率が高いです。

【活動報告】乳幼児子育て応援事業 おやこあそび 5/26(日) 神戸市認定こども園

神戸市認定こども園の乳幼児子育て応援事業で「おやこあそび」を実施しました。

乳幼児子育て応援事業なのですが、参加されたお子さんの年齢層がとっても広かった。

小学生の兄弟姉妹が2組参加くださり。

 

内容の中心は未就学児向けの親子遊びでした。

未就学児親子に混じって小学生の2組も楽しんでくださいました。

親がする役をお兄ちゃんお姉ちゃんがされていたり。

 

しかし、終わったあとに「マジックは?」と聞いてこられた小学生。

どうもポスターのプロフィールを見てマジックを期待されていたようです。

会の中ではマジックはできませんでした。

 

が、終わった後個別に小学生2組にひとネタさせてもらいました。

遊びに使った新聞紙を使った即興紙玉マジック。

即興マジックもいいけれどマジック道具があったらもっと喜んでもらえたかな。

 

今度から未就学児向けでもマジック道具を常に持っていきます。

「まなんでる?あそんでる。」のSHOSAPO受託のイベントでした。

【ブログ】初対面の2歳児に信頼されるための「失敗」

マジックパパと初対面の2歳児12人。2歳児たちは見知らぬおっちゃんに緊張している。

どうやって安心してもらおうか。

ハックション!くしゃみと一緒に口からトマトが出る。

 

3歳児3歳児は爆笑のマジックのツカミだ。でも2歳児にはスルーされる。

「あさごはんのトマトがでてきた!」

と口で言っても、面白さは伝わっていない。

 

何かが起こったことはわかっていても、それが不思議なことだとわからない。

「ここにおいておくね」トマトを拾って机に置こうとする。

わざと机から落ちるように端っこに置く。

 

トマトはすぐに転げ落ちる。けどマジックパパは気づかずに前を向く。

2歳児たちは落ちたトマトに注目している。

マジックパパは2歳児に「どうしたん?」と聞く。

 

ここで3歳4歳児ならトマトを指差して落ちたことを教えてくれる。

けれども2歳児はだまってトマトを見ているだけ。

でもマジックパパはその目線でトマトに気づく。

 

「あ、おちてた!」ひろってまた机に置く。でもまたわざと落とす。

2歳児たちは落ちたトマトに注目している。

マジックパパはその目線でトマトに気づく。

 

「あ、おちてた!」ひろってまた机に置く。でもまたわざと落とす。

ここで何人か笑ってくれる。以下繰り返し。

5回くらい繰り返すと2歳児の半数以上は笑ってくれる。

 

笑ってない2歳児の表情も緩んでいる。

失敗する大人に子どもは安心してくれる。

初対面の幼児に信頼してもらうために、まずは失敗をくりかえす。