玄関に並んでいる姉妹の靴を見て驚いた

16年前の10月2日、長女は2274グラムで産まれた。
小さかったけど健康で、すぐに退院することができた。
僕は長女の退院とともにとり、妻と長女と3人で一週間生活をした。

長女は保育園でも小学校でもずっと小さい方で、クラスで前から2、3番目くらいの身長。
10歳くらいの時にグンと伸びて、友達何人かの背を追い抜いた。
だけど、いまは伸びも落ち着いて小柄な女子高生になっている。

12年前の11月27日、次女は1796グラムで産まれた。
保育器から3ヶ月間出られなかった。
妻と交代で病院に通って、ミルクを与えたりだっこしたりした。

次女は保育園でも小学校でもいちばん小さかった。ずっとクラスの一番前。
それが5年生からぐんぐんと伸び始めた。
クラスの一番前ではなくなったそうだ。

今朝、玄関に並んでいる姉妹の靴を見て驚いた。
長女と次女の靴のサイズが同じになっていた。
娘たちの成長を見守っているつもりでも、気づかずに過ごしていることもある。

【活動報告】刺激的なタイトルの講座『パパを子育てに巻き込む10の方法』相生市

相生市のファミリー・サポート・センターからご依頼をいただき、子育て中のママ12人にお話をさせていただきました。

『パパを子育てに巻き込む』ってちょっと刺激的なタイトルです。

大前提は「人は変えられない」ということ。

人は変えられないけど、人に自分の気持ちを伝えるための自分の行動は変えることができる。

パパをくすぐるママからの具体的なはたらきかけ方をお伝えしました。

ぜひパパ向けにもさせていただきたいです。

 

【活動予告】ファミリア神戸本店にて『夫婦で子育て~プレパパセミナー~』10/12(土)

10/12(土)の午後にファミリア神戸本店にてプレパパセミナーを開催します。

NPO法人ファザーリング・ジャパンの講師として、マジックパパ和田が産後に向けての心構え、赤ちゃんと仲良くなるコツ、夫婦コミュニケーションのツボをお伝えします。

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予約枠詳細

[1000days プログラム] 夫婦で子育て~プレパパセミナー~
予約可能な期間
2019年10月12日(土)
予約可能な時間
15時00分 ~ 16時30分
■対象
プレパパ・プレママ(妊娠35週まで)

■金額
3,300円(税込)

■定員
6組

■開催場所

familiar神戸本店
神戸市中央区西町33-2

電車をご利用の場合

JR元町駅、阪神元町駅より南へ徒歩5分。 地下鉄海岸線 旧居留地・大丸前駅より徒歩3分。

車をご利用の場合

BLOCK30 大丸カーポート(提携駐車場)
1時間600円(税込)
以降30分ごとに300円(税込)</font=size”7″>

■内容
あかちゃんが生まれると、ママの周りの環境は激変します。産後クライシス・夫婦間のギャップ・夫婦ゲンカ・・・。このセミナーでお伝えするのはちょっとした事ですが、知っているのと知らないのとでは産後の夫婦関係が180度変わります。父親支援事業を展開しているNPO法人ファザーリングジャパンの、育児の先輩でもある講師から産前産後のリアルを知って、パパママを楽しみましょう!
◇実際にお湯を入れたお風呂での沐浴体験もございます。

◆おすすめ参加時期: 210~270days(妊娠後期ごろ)

■講師
NPO法人 ファザーリングジャパン

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グレタ・トゥーンベリとリイクニ・ノンデライコ〜子どもが大人に怒る理由〜

16歳のグレタさんの国連での怒りを表明したスピーチ。
彼女は責任のある立場にいる大人たちに対して怒っていた。
僕が彼女のスピーチから思い出したのも、ある少女の言葉だった。

「大人たちは善悪の判断をしていません」
17歳のリイクニ・ノンデライコ。
1987年公開のアニメ映画『オネアミスの翼・王立宇宙軍』のヒロインだ。

あ、そこの非オタクのあなた、コケないで。
僕はこの映画を中学三年生の時に映画館で初めて見た。
リイクニは両親がいない。教会の援助を受けながらマナという自分と同じ両親がいない5歳の女の子を引き取って2人で暮らしている。

彼女は初対面の主人公の「嫌な時代ですよね」という言葉に躊躇なく即答した。
「大人たちは善悪の判断をしていません」
当時の僕はテレビの前で彼女の言葉に深く頷いたのだ。

僕はその後、高校でいじめを受けた。
教師たちは僕が体育館の真ん中で一本背負いをされたり、靴を投げ捨てられたりしているのを知っていた。
一本背負いは見ていたし、靴のことは教師に僕から伝えた。

だけれども、それに対する教師からの対応は何もなかった。
両親にはいじめを受けていることは言わなかった。
両親は何も知らずに「なんでアンタには友達ができひんにゃろ?」とズレた心配をした。

今振り返ると、僕はそこで怒ってもよかったのだ。だけど僕は子どもが大人に怒っていいということを知らなかった。
いや、これは嘘だ。
僕はいじめ以上のしんどさを避けるために、大人にとって無害な子どもでいることを選んだのだ。

「大人たちは善悪の判断をしていません」
当時僕が頷いたリイクニの言葉は、今大人になった自分に突き刺さる。
グレタさんのスピーチも突き刺さる。

少なくとも、僕は彼女が怒っていることを否定しない。
16歳の子どもが大人に対して怒る理由はわかるつもりだ。
僕もかつて16歳の子どもだったから。

子どもがスマホ時間をコントロールするための親からのアプローチ

だらだらとゲームをしたりスマホ動画を見てる子どもに共感する。

だらだらとゲームをしたりスマホ動画を見ていて、親に「ええかげんにしぃ!」と叱られる子どもに同情する。

なぜなら、現在45歳の僕は日本の歴史上初めて、ゲームのやりすぎで親から叱られた世代だからだ。

 

僕が小学2年生のときに最初のファミコンがでた。

日本の歴史上初めて、親から「家でテレビゲームばっかりやってんと外に遊びに行き!」と叱られた世代。

その数年後に携帯型のゲームボーイがでた。

日本の歴史上初めて、親から「あの子ら外でもゲームばっかりしてんねん」と呆れられた世代。

ちなみに、あまたあるゲームの種類の中から、テレビゲームや携帯電子ゲームをその代表として「ゲーム」と呼称するようになった最初の世代でもある。

 

そんな世代が親になって、だらだらとゲームをしたりスマホ動画を見ている子どもたちを、どう指導するのか。

自分もそうやったからよう言わんわ、は親としての責任放棄だ。

ゲームやスマホ動画でだらだらと時間を潰すことで、子どもたちの必要時間は奪われている。

奪われている必要時間は具体的に2つ。

 

まず奪われるのは睡眠時間。次に奪われるのが勉強の時間だ。

どちらも子どもの成長にとって欠かせない時間。それをゲームやスマホに奪われている。

これを最初から子ども自身で気づいてコントロールしなさいというのは酷で不可能な話だ。

現代の親が子どもに完全に上から目線で叱ることは難しい。自分たちもそうだったから。

だからまず始めるべきは、子どもに共感することからだと思う。

 

「わかる、わかるねん。パパ(ママ)もだらだらゲームやってて親に叱られたから。楽しいことをダラダラやってしまうのはわかるねん。

 けどな…」

 

この「けどな…」のあとの具体的な対策が重要だ。

子どもが将来、自分でゲームやスマホとの付き合い方をコントロールできるようにするための。

だけどその前段階、親の正直な告白と子どもへの共感がないと「けどな…」のあとが伝わらない。

 

なんてことを書こうと決めた昨日、60代の女性と話す機会があった。

彼女の孫娘は小学生。ちょっと若目のおばあちゃんだ。小学生の孫娘はもうスマホでLINEをしているそうだ。

彼女がLINEばかりをしている孫娘を心配した後におっしゃったこと、それに僕は頭がクラクラした。

 

「コミュニケーションが楽しいのはわかるねん。私ポケベルやったから。数字でいっぱいやりとりしてたわ」

祖父母世代、あなたたちもですか!