3歳児のプチ親離れ

寝屋川市の公民館で「親子のふしぎあそび」を開催しました。

対象は乳幼児とその保護者。

近くの幼稚園が卒園式ということで、参加者のほとんどは3歳以下でした。

 

3歳以下の幼児の特徴。それは最初のうちパパママの膝を離れないこと。

来たことのない公民館の部屋を警戒しているからです。

でも時間が経つとじょじょにパパママの膝を降りて、じょじょにパパママから離れて部屋の隅々を探索し始める。

イベント後半では部屋中を遠慮なく動き回る幼児たちです。

 

幼児にとって人生は予測不能です。朝から訳がわらない場所で知らないおじちゃんのマジックを見せられる。

最初のうち警戒するのは当然ですし、慣れてきたら嬉しくなるのも当然。

場に慣れて、パパママから離れていく様子はプチ親離れ。90分のイベント内でも起こります。

 

でもそれは振り返ればパパママが見える距離内。だから安心して動き回ることができる。

ちょっと幼児の気持ちになってみる。

そうすれば膝から離れない子にも、傍若無人に部屋中を動き回る子にも寛容になれます。

子育ての記憶は消えていく

昨夜、長女の中学校卒業式があり、0歳から保育園でいっしょだったパパ友ママ友5家族で打ち上げをしました。

思い出話しをしていてびっくりしたのは、すっかり忘れているエピソードが沢山あること。

そして忘れているエビソードがそれぞれ違うことです。

 

「ウチのパパがな、2歳の時に海遊館に長女とFちゃん連れて行って、その時のFちゃんのおやつがポリポリ食べる小魚やってんて。

イワシの水槽の前でFちゃんがイワシ食べててめっちゃ笑ったって言うてたわ」

妻の記憶ですが、僕はすっかり忘れてた。

でも聞くと鮮明に思い出すのです。ほんまにめっちゃ笑った。

 

そんな思い出話の後に、パパ友ママ友の共通の感想がありました。

15年前の乳幼児期の子育てはもうできない。あの頃は必死だったし、若かったからできた。

とうこと。

そして、仲間がいたからできたということも。

子育てひと段落。でもまだまだ続きます。

最初の子育て友達

僕の最初のママ友は、保育園に通い始めた初日にできた。

保育園に入園したのが2004年の10月1日。

その日、登園した朝に保育室で出会ったママに挨拶した。

 

「今日から入園した和田Kの父です。よろしくお願いします」

するとそのママは答えた。

「私も9月から娘が入園したところです」

 

隣の市から越してきたばかりだそうで、僕に質問をしてくれた。

「このあたりの小児科、どこに行ってはりますか?」

僕は男性小児科医がいるかかりつけの小児科を紹介した。

 

それがことはじめ。

子育て友達を作るには、子育て情報の交換から。

質問を受けるのもいいし、自分から質問するのもいい。

 

そのママ友の娘Fちゃんと和田家の長女Kは今日中学校を卒業する。

振り返れば15年の付き合い。

卒業式後はFちゃん家を含む保育園で0歳から一緒だった5家族で義務教育終了の打ち上げだ。

 

子育ては親だけではできない。

祖父母、ご近所、保育士さん、先生がた。いろんな方の協力が必要。

その中でも子育て友達は特別だ。

ホワイトデーのお返しは素直に

3月14日は長女の卒業式。バタバタするので、一日前に妻にホワイトデーのお返しをしました。
モノは素直にチョコレート。
長女の入試の結果待ちや妻の職場異動の可能性などもろもろナーバスな時期にややこしいことはしたくない。

ややこしくない時期のプレゼントならどうするかというと、妻が想定していないモノを選びます。
誕生日プレゼントはずっとそうしてきました。
でも妻にヒットする確率は12パーセント。きわめて低いのです。

なのにどうしてそんなプレゼントを選ぶのか。
それは単純に妻をビックリよろばせたいから。
妻はヒットしないプレゼントの連続にあきれるかもしれませんが、男性の大部分にはわかっていただけると思います。

今年お返しに選んだチョコレートは見かけ重視。
花びらの形をした9枚のチョコレートが一輪の花を形作っているものでした。
これは妻も喜んでくれました。

チョコレートのデザインに限定すれば、妻の好みにヒットできるようになった。
これもプレゼントで失敗を繰り返した成果。
と、胸をなで下ろした3月13日の朝でした。

3歳までの可愛さと15歳からの関係

子どもは3歳までの可愛さで十分親孝行を終わらせている。

という説がある。

たしかに、子どもの3歳までの可愛さは格別だ。

 

我が子はもちろん、保育園でも3歳と4歳では大きく変わる。

3歳までの無垢の可愛さの力はとてつもない。

いや、4歳を超えても子どもは可愛い。可愛いけどその可愛さは質がかわってくる。

 

ウチの長女、0歳の頃は僕の抱っこじゃないと寝なかった。

1歳の頃、保育園に迎えにいくとまっすぐに僕の胸に飛び込んできた。

2歳の頃、初めての場所に行くと不安で僕の膝から降りなかった。

3歳の頃、「パパだいすき」となんの照れもなく言ってくれた。

 

15歳の長女は、僕に対して言葉を3種類しか発しない。

「うん」「ふつー」「べつに」

昨日の高校受験の感想を聞いた時もこうだった。

 

それでもいい。

3歳までの可愛さで許せる。

そしてこれからの大人同士としての関わりを期待してる。